申し訳無いブログ
SS載せるように発掘してみますたー。 甚句なんかも気が向けば・・・?
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another story7「ハグ組み(育み)」
体内の時計は、午前6時7分22秒。
スリープモードを解除し、通常モードでの起動に成功。
視覚領域、問題無し。
嗅覚、聴覚、触覚共に良好。
味覚は・・・現時点では確認不能、後に試験に入る。

午前6時9分0秒、マニピュレータの先端に物質の接触を確認。
視覚を利用し、物質の形体を把握。
生物学上は熊に分類される生物の形態を模して製作された、綿と布で作られた物体。
記憶領域内の『博士が実験の為用意した、クマのヌイグルミ』と一致。

午前6時9分7秒、マニピュレータにより『ヌイグルミ』を捕捉。
身体操作プログラム、問題無く作動。
胸部及びマニピュレータによる『ヌイグルミ』の拘束。
プログラム『抱き締める』。
触覚刺激、嗅覚刺激、想定の範囲内。
プログラム『心』。
・・・理解不能。
理解不能。

午後7時0分0秒、製作者『博士』による機能診断。
「今日も一日、お疲れ様」
「ありがとうございます」
「運動機能実験の結果、問題無かったわ。あなた個人の意見はある?」
「いえ、問題ありません」
「味覚試験、他のシステム面も、大丈夫みたいね・・・」
「はい、全ての機能の通常モードでの行動に、問題は見られません」
定期的な質疑応答の後、『博士』は沈黙。『私』はその状態で待機。

午後7時14分40秒、『博士』が新たな質問を開始。
「『心』は理解できた?」
「・・・わかりません」
「あなたに渡した、ヌイグルミは役に立っているかしら?」
「・・・わかりません」
「あなたの起動に成功してから二ヶ月、何か変化は感じられる?」
「・・・わかりません」
「やっぱり、心を持った機械なんて、無理な話だったのかしらね・・・」
「・・・申し訳、ありません」
「どうして? あなたがいけないわけじゃないわ、謝らなくてもいいのよ」
「しかし、製作者である『博士』の望みを適えられない機械に、存在理由はありません」

午後7時17分5秒、『博士』の表情が『驚き』に変化。
立ち上がった『博士』は、『私』の目の前まで歩き・・・
「私が何をしているか、わかる?」
「はい、『抱き締める』です」
「そう、私はあなたに心を理解してもらう為、このプログラムを組み込んだの。
そして、その効果は少しずつだけど、ちゃんと出て来ている」
「・・・理解できません」
「大丈夫、もうすぐ、きっと分かるようになるわ。
私があなたを抱き締める理由も、心を育む事の意味もね」
「はい・・・『博士』・・・」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
前回で物語の採用納めだと思っていたのになぁ。
番組内でも気分を代弁してもらいましたが、まさかこれとは・・・といった気分です。

激烈!恥ずかしい!!
これマジで恥ずかしいですよ・・・
自分が作ったストーリーの中では結構な上位に・・・

・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・んーー??

そうでもない、かな?
不採用を含むと、結構コレと同じくらい恥ずかしい作品が数ありますなー。

そうは言っても、恥ずかしいです。

まあ、恥ずかしがってばかりじゃしょうがないので説明を。
読めば、そして聴けばわかると思いますが、ロボットのお話。
『博士』のイメージはサモンナイト3のアルディラ、
ロボットはペルソナ3のアイギスですね。

タイトルの「ハグ組み(育み)」は、「ハグ」をプログラムに「組み込んで」
心を「育む」という意味を込めてのモノです。
ハグによって生まれた「バグ」が、いつか立派な「歯車」になり
「ハート」を「組み上げて」やがては・・・ってな言葉遊びも、
無いでもないですかね。

んで、タイトルとコンセプトありきで作った物語です。
タイトルはMOSAIC.WEVの「こいはぐ」から取りました。
「こいはぐ」の曲冒頭の音が非常に「安い近未来チックなロボット」を
個人的に連想してしまいます。

そういった、作る際に利用したイメージも含めて「趣味丸出し」な
ストーリーだと言っていたワケです。
そういう意味で言ったら、最後に流れた曲はあまりマッチしないのですが・・・
聴いていると、そちらの方が良いと思えてくる不思議。

それにしてもビックリした・・・マジで赤面でした。
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